輪郭手術についてQ&A 

四角い顔、長い顔、突出口、受け口といった問題を解決するのが、いわゆる輪郭手術です。角ばった骨を削って滑らかにしたり、出っ張った部分をへこませたり、あるいはへこんだ部分を適度に出してあげるなど顔のバランスを合わせるのが、輪郭手術です。今日はこの輪郭手術について気になることをQ&A方式でご紹介します。

 

まずその前に、輪郭手術と両顎手術の違いについて少し説明したいと思います。

 

同じようで違う輪郭手術と両顎手術
顔面輪郭手術とは、簡単にいうと顔のラインを整えてあげる手術です。すなわち飛び出した頬骨や、角ばったエラ骨、凸凹した下顎などの顔のラインを滑らかに整える手術をいいます。

両顎手術とは?
上顎と下顎部分の問題点を改善させる手術を両顎手術といいます。主に、長い顔、歯茎が出ている突出口、下顎がでている受け口など、顎を正しい位置へと移動させて顔型を綺麗にする手術です。
それでは、長い顔でエラも張っている場合にはどうするかといいますと、両顎手術で顎の噛みあわせを合わせて、輪郭手術でエラ顎を削ってあげます。つまり、輪郭手術と両顎手術が同時に施されます。

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輪郭手術&両顎手術のQ&A

 

Q1 回復期間は人によって違うといいますが、私は鼻と目をした時にはそれほど腫れませんでした。会社はどのくらい休んだらいいでしょう?

 社会人の人たちは輪郭手術を計画する時、一番の悩みではないかと思います。手術後目にみえる腫れと内出血は一番気になる問題点ですが、あまり腫れない体質だといっても輪郭手術は目鼻とは次元の違う大きな手術であるため、腫れと内出血を避けることはできません。手術を終えた後の回復過程は、本人の管理にかかってきます。手術後3日目までは、大きく腫れます、しかし手術直後からよく冷やすことで腫れを減らすことができますし腫れの減少はよく冷やすことに比例するといえます。また手術後はじっとしていないで軽い散歩をすると5日目頃には、日常生活が十分に可能になります。

Q2 両顎手術はかなり大きい手術だと聞きましたが、働いてる方は、職場をやめて両顎手術を受けるのでしょうか?両顎手術を受けたいですが、職場に早く復帰しなければならない状況なので、1ヶ月も休んだら復帰は難しいと思います。もちろん顔が腫れた状態で会社に行くのはとても嫌ですが、現実的にすべて回復するのを待つのは厳しいです。

 上顎と下顎の位置を再整備する両顎手術は、顎骨をもう一度合わせる手術であるため、手術後に話したり食べる時に制限がかかる手術です。上の質問に1ヶ月程度の療養期間について言及されていますが、日常復帰に大きな問題がなくなるのは平均2週後からになります。2週目くらいになると腫れと内出血がだいぶなくなる時期ですので、はたからみた時にもあまり目につきません、その時までに腫れが少し残っていても、親知らずを抜いたといった理由で十分に乗り越えられるはずです。しかし話をたくさんしなければならない職業である場合には、ある程度の不自由さは甘受しなければなりません。

 

Q3 輪郭手術を受けたいですが、エラ骨と頬骨を一緒にしなければならないですか?私は頬骨のほうがより気になります。

 顔は何といっても比率が一番重要です。エラ骨も頬骨も発達している場合、頬骨だけを縮小すると、残ったエラがさらに張って見えることがあります。反対に頬骨も張っているけど、普段はエラだけが気になるのでエラ骨だけ削るといった場合、手術後、頬骨がさらに目立つという場合もあります。ですので、頬骨&エラ骨両方のバランスを専門医に診てもらい、よく相談して決めるようにしましょう。

 

Q4 頬骨とエラの手術を受けたいですが、口が大きく開けられるようになるまでには何ヶ月かかりますか?

 輪郭手術後、手術部位の骨が固定されているところは、1ヶ月ほどの時間がかかります。手術後、骨が全てくっつく時期である1ヶ月までは手術部位を大きく動かすことを自重しなければなりません。1ヶ月経つと、平均指2本が入るぐらい開けられるようになります。手術前のように思い通りに大きく開けられるまでには、少なくとも6ヶ月かかるでしょう。

だからといって6ヶ月間何も食べられないというわけではありません。手術後、骨がくっつくまでの1ヶ月目までは気をつけていただき、その後、口を開けられる大きさに合わせて食べられる物も徐々に増えていきます。

 

Q5 用語に詳しいわけではありませんが、クィックエラ手術という手術があると聞きました。これは通常のエラ顎手術とどう違うのでしょうか?

 最近、韓国の整形外科でよく広告している、クイックエラ手術の正式名称は、耳の後ろ切開エラ手術”です。通常のエラの手術は口の中から手術の視野を確保し器具を入れ、エラ骨を手術するというのが正当な方法です。耳の後ろ切開エラ手術(クイックエラ手術)は口の切開の代わりに耳の後ろを約1cm切開し、そこから手術道具を入れる方法です。この耳の後ろ切開エラ手術は、広くて、大きく張ったエラで悩んでる方にはあまり向いてません。その理由は、手術する時に十分な視野が確保できないためエラ骨を切り取るのではなく、研ぐ手術方法だからです。そのためエラ骨を無くすのにも限度があります。したがってこのクイックエラ手術は、エラが大きく張ってる方には向いておらず、ほんの少しだけ整えたいという方向けの手術方法になります。

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Q6 輪郭手術を受けたいですが、今は歯の矯正中です。終わってからでないと受けられないですか?

 輪郭手術と歯の矯正の両方を計画されている方は、まず歯列矯正で歯並びを正しくした後に、輪郭手術をすると、完璧なVラインや卵型に完成されるでしょう。ただし、歯茎が突出している場合には矯正ではなく両顎手術で飛び出た歯肉骨を押しこまなければなりません。

 

Q7 輪郭手術後、飲酒はいつから可能ですか?

 どんな手術も手術後はある一定期間は禁酒になります。その理由は、アルコールが私たちの体に入ると、体に熱が発生しますが、整形や施術で傷が生じた部位が治癒する前にアルコールによる熱で、炎症が起こる確率が高くなるためです。(サウナが禁止なのも同じ理由からです)少なくとも1ヶ月間は、飲酒の誘惑に我慢してください。

Q8 輪郭手術後、運動はいつから可能ですか?

 輪郭手術でも両顎手術でも骨がくっつくのに1ヶ月はかかります。手術後、1ヶ月目までは歩く運動や散歩が良いです。手術部位がすべて治癒していないのに走ったり、激しい運動をすると手術部位に刺激を与えてしまいますので避けるようにしてください。骨がくっつく1ヶ月後からは水泳、ヨガ、自転車、フィットネス、登山などは可能ですが、縄跳びのような運動はできるだけ6ヶ月経つまでは気をつけてください。

 

Q9 エラと頬骨をしましたが、顔にお肉(脂肪)が多いです。顔は小さくなったと思いますが、綺麗になったかは疑問です。この顔のお肉は取れますか?

 輪郭手術や両顎手術後をした後に、頬のたるみはよく起こる症状です。これは手術が上手くいかなかったというわけではなく、むしろ手術が上手くいっただけ顔が小さくなったのだといえます。輪郭手術で骨の容積が減って顔が小さくなったため、骨を覆っていた肉が行き場を失ったのです。はじめは腫れのせいでよくわからず、腫れがほぼなくなる6ヶ月目くらいになると徐々に頬のたるみが目につくようになります。頬のたるみは皮膚の状態と年齢、皮膚の厚さによって違いがありますが、解決方法はとしては、顔の脂肪を吸引するアキュリフトや頬全体をリフトする糸リフティングなどがありますので専門医と相談して、適した施術を受けると良いでしょう。

 

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