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輪郭手術とは主に頬骨、エラ骨、前顎の手術のことをいいますが、これらの輪郭手術を行った場合、入院が必要なのは、エラ骨を手術した場合になります。つまり頬骨や前顎だけの手術の場合は必ず入院が必要というわけではありません。

ではなぜエラ骨の手術は入院が必要なのかというと、エラ骨は、手術が終わった後に血袋/血抜きチューブorホース(hemo-vac)と呼ばれるものを着用するためです。この血抜きチューブの役割は、手術を行った空間に血液が溜まらないように、血腫予防をするためのものです。

 

エラ骨の場合、手術は角張った骨を切除しながら皮質骨の除去や、筋肉縮小なども同時行うケースが多くあります。そのため、いくら剥離を最小限に抑えるといっても他の部位の手術に比べて、どうしても出血が多くなってしまいます。手術中にも十分な止血を行っていますが、術後もその空間に血液が溜まる可能性があるため、チューブを通して外へ排出してあげることで、血腫や出血を予防し、傷や腫れの回復を助けます。そのためエラ骨の手術をした場合には、ドレーンの量を確認しながら経過観察をするために一日入院が必要になります。

いっぽう、頬骨や前顎だけを行った場合には、少し状況は異なります。頬骨の場合は、最小の切開を通して頬骨を折り、その骨を中側に動かして固定するという手順で進行しますが、これは手術後の腫れや出血がとても少ない手術です。

また前顎の場合は、手術時間も30分ととても短いため、やはり手術時の出血はさほど多くありません。そのため腫れる程度もエラ骨よりも少なくすみます。

頬骨や前顎だけの手術の場合は、術後にフェイスバンドの着用もなく、日常の活動への支障や、腫れや危険性も小さいため、術後は麻酔から覚めてしばらく休んだら、退院し帰宅するのが通常です。

 


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