頬骨手術にも溶けるピンは使用できるのか?

新年あけましておめでとうございます。昨年は多くの方にブログをご訪問いただき、また同行通訳も大勢の方にご利用いただきましたことを心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。2016年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

今年初めの記事は、タイトルにもあります通り、“頬骨にも溶ける固定ピンは使用できるのか”についてです。実は以前、溶けるピンについて記事にしましたところ、問い合わせで、頬骨手術にも溶けるピンを使用できるのかという質問を多くいただきました。そこで今日はこの部分についてお話したいと思います。

 

溶けるピンの使用可否

まず、頬骨手術の場合、効果と安全性の面で切骨を採用しているところが多いのですが、骨を切って固定をしなければ自然とくっつくこともあります。しかしそれは不確実で、時には完全にはくっつかないということもあります。また、骨が本来の位置へとまた戻ってしまい効果がなくなるということもあるため、まずどこの病院でも固定をするのが基本となっているのが現状です。

骨を切った後、骨が動かないようにその位置に強固に固定しますが、この固定のために使用される固定ピンの中には溶けるピンで固定することが可能です。ただし、すべてのケースに可能であるというわけではなく、頬骨の形と状態によって異なります。

人によって骨の厚さや形など、持っている特徴が違いますので、場合によっては溶けるピンを使用できないケースもあります。また再手術の場合は特に不利なため、この部分については直接病院と相談をして決める必要があります。

 

頬骨手術の回復期間

 頬骨縮小術は、それだけの単独の手術であれば(他の部位の手術が伴わない場合)さほど大きな腫れはなく、他の部位の輪郭手術に比べても腫れは小さいほうです。また固定ピンが溶ける材質のものか否かの関係もありません。

よって回復期間が短いため、約1週間も過ぎれば小さな腫れが残っているだけの状態になり、ほぼ目だたなくなります。ただし腫れがほとんど引いたといっても、術後3ヶ月間は顎を使う(動かす)時には、より注意する必要があることだけは忘れないでください。

 

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