輪郭手術、3D-CT撮影をする理由

韓国では輪郭や両顎のカウンセリング時に、必ず3D-CTの撮影が行われます。これは骨の手術の可能性の可否を正確に判断するために行うものです。長い手術経験のある医師であれば、CT撮影を行わなくとも骨の構造を把握することは十分に可能ですが、誤差を補正するためにもCT撮影は行います。

もしお客様の中でCT撮影を望まないという方がいる場合は、撮影をせずに骨を手で触って説明をしてくれる医師もいますが、やはり触っただけでは皮膚の厚さによっては正確性に誤差が生じるため、CTで骨の厚さや形・構造を見て相談するのとでは、多少違ってきます。

 

なぜ3D-CTなのか?

特に顔面輪郭専門病院で使用している3D-CTは、イメージを3次元的に再構成することができ、顔の骨だけでなく顔の移動位置と軟部組織までも再構成してみることができるため、一般的に知られているX線写真だけで見るより、より精巧な手術計画を建てることができます。つまりX線写真ですと、平面的なイメージであるため骨の厚さや周辺の組織、突出口の程度を把握するのは難しいので一般の人が見てもすぐに理解ができません。それに対して3D-CTですと、立体的で多角的に回転させてみることができるため、骨の厚さや形をより正確に鮮明に見ることができ、医師と患者とのコミュニケーションもとりやすくなります。

 

3DCT

 

放射線に対する安全性

ところで、いくつかの病院をカウンセリング廻りするとなると、病院ごとに3D-CT撮影があるため、放射線について心配になる方もいらっしゃると思います。しかし現在韓国の美容外科で使用されている多くの3D-CTは、大学病院などで使用されている機器とは異なり、撮影範囲も全身ではなく顔だけと限られているため、放射線の露出量は低く、それほど心配する必要はありません。

 

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="1.jpg" name="百瀬"]輪郭手術は、カウンセリング過程がとても重要です。患者と医師とのコミュニケーションがきちんととれてはじめて自身の望む姿に反映されるのはもちろんのこと、意見の違いが大きい場合には、そこで調整することできます。そのためにも、まずお客様自身も自身の状態を正確に把握することが大切であり、CTはそのために欠かせないツールであるといえます。 [/speech_bubble]

 

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