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脂肪移植をしたことがある方の中には、脂肪移植後に頭のてっぺんが痛いと感じたことのある方もいらっしゃると思います。もちろんすべての方がそうというわけではありませんが、2人に1人はこういったケースが起こるようです。太ももより頭のほうが痛い、髪をひっぱられてるよう、頭のてっぺんを箸でつつかれてるよう、このように言う方たちがいらっしゃいます。

ではなぜ?脂肪移植した時に頭に穴を開けたわけでもないのに、なぜ頭が痛むのでしょう

こういった症状に対して病院関係者の方たちは『本来そういうものです』、『そういうこともありますよ』といいます。その言葉は間違ってはいませんが、もしそうならば、それはどんな理由からそういった痛みが生じて、だから大丈夫だ、ということを論理的に説明してくれれば、施術を受ける患者さんの心配はなくなり、痛みを我慢して回復を待つことができるといえます。

 

脂肪移植後、頭のてっぺんが痛む理由

私たちの額には無数の神経が通っているといいます。脂肪移植をする時、一番重点をおく部位はどこでしょう?そう、額ですよね。ふっくらした綺麗な額になろうと脂肪移植をする方が大部分で、脂肪移植の最大の長点はやはり、額ではないかと思います。そういうわけで額に多くの脂肪量が注入されます。つまり採取した純粋な脂肪のうち半分以上は額に注入されるというわけです。そして額に分布している多くの神経は、多量の脂肪が注入されることで一時的に押さえつけられることがあります。抑えつけられることで当然、重苦しくなります。この重苦しい感じが頭上のてっぺんへと伝わって、痛いような、ひっぱられるような、何かが刺すような痛み、頭痛が生じるというわけです。

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1次脂肪移植の施術を受けて、処方される処方剤には鎮痛剤も処方されますが、処方されなかった場合には、頭がすごく痛むと言えば病院で処方してくれます。万が一うっかり伝え忘れたり、処方してもらえなかった(そんなことは滅多にありませんが)場合には、タイレノールのような一般の鎮痛剤を服用すれば問題ありません。

2~3日間はこのような痛みを感じることがありますが、時折、敏感な方やひと際他人と異なる経過が見える方は、1週間程度続くこともあります。しかし痛みは時間が過ぎれば徐々に軽くなって、後には何ともなくなりますので心配はありません。また、2次脂肪移植をする時も額に脂肪を多く注入すれば、一時的にまた痛みが生じることがありますが、時間が過ぎれば解決される問題ですので、やはり心配ありません。

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それでは特に問題ないのでしょうか?

神経が押されたり、神経に触れて感覚が無くなったり感覚異常がみられる場合でも、感覚はすべて元に戻ります。ただ、その時期がどれくらいかかるのかを言うのは難しく、翌日すぐに戻ることもあれば、数時間後に戻る人もいたり、1ヶ月、数ヶ月、それ以上かかる場合もあるといいます。専門医が手術中に神経を切ったとかではない限り、感覚は必ず戻ってくるものですので、脂肪移植で障害を持つのではないか・・?という不安感を抱く必要はありません。

感覚異常のせいで心配な場合には一度神経科を訪問して尋ねてみると良いでしょう。

 


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