輪郭手術後、顔の動きが不自然です・・

輪郭手術後、顔の動きが不自然になることを心配される方が多くいらっしゃいます。そこで今日は輪郭手術後の症状について記事にしてみたいと思います。

 

手術時で大切なのは神経線の位置の把握

まず、私たちの体にはどこにでも神経があります。そして顔は身体の中でも一番目につく部分で日常生活において表情を作ったり話したりするのに重要な部分であるため、顔の動きについて気にされるのは当然のことです。
ご存じのとおり、輪郭手術は首と頭に近いため、手術時に神経や血管に神経を使う手術ですが、何よりも一番重要なのは神経線です。この神経線は顎の骨の中に大きく太く通っているため、前顎やエラ顎の手術をする際には特に注意が必要になります。つまりこの神経線の位置を正確に把握して手術時に神経線に損傷がないようにすることが重要なのです。

 

頬骨は骨より皮膚の神経に注意

いっぽう、頬骨は骨の中には太くて大きい神経はないため、顎のような概念の神経損傷の心配はありません。ですので頬骨手術の場合には骨よりも切開部位の皮膚の神経にいっそう注意する必要があります。

時々、輪郭手術後、眉毛や額が動かないという方もいるようですが、眉毛や額が動く神経は皮膚と軟組織に存在します。そのため、皮膚切開や口の中の切開時には注意が必要なのですが、最小限の切開はもちろんのこと、軟組織に損傷のないように手術時間も素早く行う技術が必要になります。眉毛や額の感覚に問題が生じるのは、このような部分において注意が足りなかったケースといえるでしょう

 

顎が曲がって見えるのは固まった筋肉のせい

輪郭手術の中でも、特に顎の手術は口を開けづらかったり、中には唇周辺に力を入れると顎が曲がって見えることが起こります。これは筋肉が固まって感覚が鈍っているせいであって、筋肉がほぐれてくれば、正常に戻りますので心配はいりません。特に前顎を骨切りした場合は、顎が曲がって見える症状も出たりしますが、術後3~6ヶ月、長い人ですと1年かけて徐々に感覚は戻ってきます。また食事面においてもしばらくは不自由さはありますが、口が開けづらいだけであって、歯や噛む機能に問題はありません。

[speech_bubble type="std" subtype="L1" icon="2.jpg" name="百瀬"]輪郭手術は安全な手術が何よりも重要です。この部分さえ見過ごさずに精巧で正確な手術が進行されたのであれば、あとはある一定の時間さえ過ぎれば、すべての感覚は戻ってきますので、過度に心配する必要はありません。[/speech_bubble]

 

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