両顎手術はどんな病院で受けるべきか?

顔の輪郭において美の追及が絶えない昨今となりました。そこで考慮しなければならない施術は、両顎手術です。両顎手術は、みなさんご存知の通り難易度の高い手術です。そこで今回は、両顎手術の意味と診療の特徴、医療機関を選択する際にどんな点に気を付ければいいのかをご紹介したいと思います。

両顎手術とは、下顎と上顎を上・下・左・右に動かしたり、全体的に回転させたりして望む形に作ったり、歯の機能を回復させてあげる施術です。

ここで重要なことは、無理に顎を移動させてしまうと機能的に悪化して副作用が発生してしまったり、むしろ不自然な顔のラインになってしまうため、いかに安全で自然な顎の移動をさせて、バランスのとれた姿を作れるかがポイントとなります。

 

両顎手術の安全は果たして誰の責任か?

いくら医学が発達したといっても患者の治療をするのは医者の手です。両顎手術を執刀するのはロボットではなく人間である医者であるため、医者の経験、施術能力が何よりも重要であることはもちろんのこと、美容的な側面も無視できませんので、美的感覚もポイントとなります。

すなわち、誰の責任か?の答えは、直接執刀する医者であるといえます。

巷では、手術がうまくいかなくて酷い副作用が生じたり、再手術を要するケースということも起きているため世の中の認識として両顎手術はかなり危険と思う方もいると思います。しかしはっきりいって、原則を正確に守って初めから細心のケアをしていれば、両顎手術は決して危険な手術ではなく、事故が起こる確率もほぼありません。

両顎手術が必要な方は、そういった副作用や事故を恐れる前に、まずは手術経験が豊富で原則を守って執刀してくれる医療人を探すことに努めましょう。

 

両顎手術は美容のためか?それとも機能のためか?

これは多くの人たちが勘違いしているといえます。両顎手術が必要な人というのは次のような症状に当てはまる方です。

  • 顎顔面障害があって、歯が1~2本程度しか合っていない
  • ひどいしゃくれ顎で上下の顎の噛み合わせの差が10cm以上ある
  • 顎骨発達障害で上下の顎が合っていない

このように、顎の形状のゆがみによって日常生活に支障をきたす場合、両顎手術は必要な手術となります。こういった人たちが両顎手術をすることで機能的な問題を解決し、その結果、顔のライン(美的な部分)も改善されるというわけです。

つまり両顎手術に対して幻想を抱いている方に申し上げたいのは、根本的に両顎手術は美容目的のためにする手術ではなく、機能改善のために行う手術であるということです。

 

両顎手術は、歯列矯正を伴うことがある

両顎手術によって顎を望む位置に移動させられたとしても、歯もそろって整列されるとは限りません。そのための対策として、両顎手術の前または後、あるいは前後両方の時点で歯列矯正が必要となります。歯列矯正は、矯正専門医が診るものですので、医療機関を選択する際には、歯列矯正を担当する専門医が常駐しているかもチェックしたいところです。

 

麻酔科の専門医が常駐している病院かどうか?

両顎手術は全身麻酔で進行します。また手術後は痛みがひどくなることもあるため、痛みを専門的にケアしてもらうことも大切です。この2点をカバーする医者とは、まさに麻酔科専門医です。両顎手術での麻酔とは、患者の生命に直接関係してくる部分ですので、決しておろそかに考えてはなりません。麻酔科専門医が常駐しているかどうかは必ず確認するようにしましょう。

 

安全確保に徹底した施設があるか?

両顎手術は安全面が一番重要な手術です。となれば、安全を確保するのに十分な施設を持った医療機関であることが望ましいといえます。例えば、突然停電が起きても対処ができる無停電自家発電装置システムをもっているか?患者のコンディション、健康状態を統制できる中央統制管理システムがあるか?手術後の痛みをケアしてくれる痛症自家調整装置があるか?などを確認してみてください。

 

両顎手術の費用はどれくらいか?

両顎手術の手術費用は安いところでは百数十万円、高いところで数百万円と病院によって価格はまちまちです。手術の種類にもよりますし、手術以外における追加の歯科矯正や付随する診療項目によっても差があるため、カウンセリングを受けてみないと正確な費用はわかりませんが、費用の内訳に何が含まれていて、何が含まれていないのかをチェックすることが大切です。また単に費用が安いか高いかだけで病院を判断するのではなく、自分にとって本当に安全で成功的な手術をしてくれるところかを見極めることが大切です。

KBGではザ・フェイス歯科で手術されるお客様のカウンセリングから手術、術後の管理まで全面的にサポートいたします。手術についてのご相談はLINEまたはメールにてお問い合わせください。