肋軟骨を用いた鼻の手術

最近、鼻の再手術といえば、寄贈軟骨や自家肋軟骨を材料として使う手術が主流になってきています。簡単に説明すると、寄贈軟骨とは人や動物(死体)の肋軟骨で、自家肋軟骨は自身の肋軟骨です。寄贈軟骨は病院が扱っているものを買えば済むのですが、肋軟骨は自身の肋骨から採取する手術が必要になります。

そこで今回は、自家肋軟骨を使った鼻の手術についてご紹介したいと思います。

 

★肋軟骨とは

炎症が生じたことがある場合や、拘縮現象で鼻が短くなってしまった場合、鼻先が崩れて(つぶれて)しまった場合に使用します。
軟骨の量が十分で、炎症の起こる確率が低く安全です。
吸収力が小さく支持力が優れているので、キリっとした高い鼻を作ることができます

 

★肋軟骨を用いるケース

・ 補形物の副作用や補形物に対して抵抗のある方
・鼻の手術を自家組織でされたい方
・鼻の手術後、皮膚が拘縮したことがある方
・アップノーズが深刻な方(ブタ鼻)
・鼻先を形成するのに軟骨が足りない場合

 

★肋軟骨の鼻の手術のポイント

 icon-check-square-o 肋骨(あばら骨)は骨の部分軟骨部分に分かれており、肋軟骨とは、肋骨のうち軟骨部分をいいます。胸の下側の皮膚線に沿って3cmほどを切開し、6番目または7番目の肋骨の軟骨を適当な大きさで採取します。採取部位の形の変化はなく、切開線も6~12ヶ月以降にはぼやけて目立たなくなります。

  icon-check-square-o 肋軟骨は他の軟骨より十分に採取が可能で、鼻の高さや長さを調節するのに便利な材料です。再手術など耳軟骨や鼻中隔軟骨をすでに使用済みで使用できない場合に用います。異物感や炎症反応がなく、再建にも使われるほど活用度が高く十分に採取することができるため鼻の長さを延長したり、高くするのにとても有用です

 

[su_note note_color="#daf9f8" radius="5"]手術時間 2~3時間
麻酔:睡眠/全身麻酔
入院:なし
抜糸:4~10日目
ダウンタイム:7日間
[/su_note]

 

肋軟骨を用いた鼻の手術は、鼻の整形の中でも精巧なノウハウが必要な手術であり、経験の多い専門医に受けることがとても重要です。鼻の再手術をお考えの方には、鼻の手術の専門で肋軟骨を使った手術を得意としている病院を紹介いたします。ご相談はLINEまたはメールにてご連絡ください。

 

 

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