輪郭手術後になぜ血抜きドレーンを付けるのか?

輪郭手術をされる方の中には、なぜ血抜きドレーンを付けるのか?輪郭手術をしたら絶対にドレーンは付けないといけないのか?と疑問に思う方もいらしゃると思います。そこで今回は、輪郭手術時に使われる血抜きドレーン(drain)について紹介したいと思います。

 

血抜きドレーンは必ずしないといけない?

まず、輪郭手術をしたからといって、必ず血抜き用のドレーンを付けるというわけではありません。輪郭手術でもドレーンを使用するのは、エラの手術を行った場合です。頬骨や、前顎の手術でしたら、血抜き用ドレーンを付ける必要はありません。

 

 

血抜き用ドレーン(drain)を付ける理由

エラの部位は、一見止血したかのように思えても、術後の骨を削った空間に微量の血液が溜まりやすくなります。そこでドレーンを用いて血液が溜まらないように取り出してあげるのです。これは血栓の予防にもなり、患者さんのより早い回復にもつながります。

 

血抜きドレーンは一晩着用

通常、ドレーンは手術当日から一晩着用し、翌日の退院時に除去されます。輪郭手術で1泊入院するのは、主にこのドレーンを一晩着用しなければならないという理由にあります。しかし病院によっては、頬骨や前顎など、ドレーン着用が必要のない手術でも、患者さんの術後の安全のために一泊入院するところはありますので、入院があるかどうかは事前に病院に確認したほうがいいでしょう。