“鼻の整形には再手術がつきもの”というのは本当か?

こんな話を耳にしたことはありませんか?

『鼻は少なくとも2回は整形しないと、満足な結果を得ることができない』

これはつまり“鼻の手術というのは一度では満足を得られるものではない”という意味に置き換えられますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

結論からいうと私はこの言葉に同意はできません。なぜなら一度の鼻の手術で満足して元気に過ごしている患者さんは多くいるからです。

では一度の手術で満足できる方と、そうではない方の違いは何だと思われますか?

私が今まで対応してきた患者さんを振り返ってみると、直したい部位が明確で、その部位だけを改善しようとした方というのは、結果に対する満足度が高かったように思います。

すなわち、整形の依存度が低く、何が何でも綺麗になりたいという欲が少なく、単なる自己満足のために整形をする人のほうが、結果うまくいくのだと思います。

”劇的に変わらなくてもいい”

“周りに綺麗だと言われなくてもいい”

“コンプレックスさえ改善できればいい”

こういう考えを持った人たちは一度の手術で終えられます。

整形というのは再手術をすればするほど費用は高くなっていき、手術の難易度やリスクもそれだけ高くなります。ですから、『初めから再手術をすることを前提に手術を受ける』というのは間違った考え方なのです。

もちろん、手術が上手くいかず、副作用や炎症が生じた場合などには当然再手術が必要ですが、それ以外なら、敢えて再手術を念頭に置く理由などはありません。

 

最後に、再手術が必須な状況を作らないようにするために必要な心得を整理してみましたので、参考にしてみてください。(※鼻だけでなくどんな部位の手術にも当てはまります)

【再手術を避けるための心得】

自分だけの美的基準をもつ
整形する理由を明確にする
整形に対して正しく理解する
専門医と綿密に相談する
整形の流行を追わない
他の人たちの基準に惑わされない
病院の破格的な割引価格につられて手術をしない
手術結果に対して幻想を抱かない
副作用に対する理解と対策を知っておく
整形後、経過チェックのために病院を訪問する
病院の指示に従い、注意事項をきちんと守る