皆さん、ふくらはぎの理想的な太さはどのくらいかご存知でしょうか? 答えはふくらはぎの一番太い部分を基準に測った時に29~34cmくらいです。これは、専門家が統計した数値で一番理想的な太さであるといわれています。この理想的な数値に近づけようとふくらはぎ整形を望む女性の方は多くいらっしゃいますが、実はふくらはぎ整形の手術方法は様々な種類が存在します。先日、ふくらはぎ整形のカウンセリング廻りに同行してきたのですが、3件廻った病院の医師の見解と手術方法も実に三者三様でした。そこで今日は、このふくらはぎ整形の種類について整理してみたいと思います。
・切開をして神経を切除する古典的なふくらはぎ整形
・内側腓腹筋だけに可能で、いくつかの問題点から現在はあまり施術されていない
・本来、脳性麻痺の患者の治療目的で行われていた手術
・高周波を利用して筋肉全体を組織凝固することで筋肉のボリュームを減らす方法
・筋肉自体が対象であるため神経の枝に対する施術に比べて副作用の頻度は低いが、施術の効果面では、再発の確率が高い
・筋伝道原理を利用し、神経探り針で神経の枝を探しだし、高周波で組織凝固する
・内・外側腓腹筋に可能で、安全性に優れており、一般的に多く施術されている
(病院によって様々なネーミングで命名されている)
・運動神経と筋肉の間のシナプス機能をボツリヌス・トキシンAで薬理的に遮断
・高周波管理と共に並行する療法もある
・脂肪吸引の対象になる部位の中でも、ふくらはぎは満足度が低い
(特にふくらはぎの脂肪層はひとつの層で成っており、血管損傷の確率が高く格別に細心を払った施術が要求される)
・対象になる患者も稀である
・筋肉自体を切除し、取り出す手術的な療法
・手術自体が侵襲的で麻酔と切開が必要である
(高度な技術を要するため施術を行っている病院は少ない)
・フェノールや無数のアルコールを利用し神経の枝を溶解する施術的療法
・再発の確率が高く現在は施術するところも稀である