脂肪吸引手術後の注意事項

脂肪吸引の手術は、術後の注意事項と管理が大変重要なものです。そこで今日は脂肪吸引手術後の注意事項についてご紹介いたします。

 

 

脂肪吸引手術後の注意事項

1 薬の服用

・手術後24時間は手術前より禁止(中断)していた薬は服用しないでください。(ビタミン、アスピリンはもちろんのこと、血圧の薬など持病で普段服用している薬も中断しなければなりません)

・手術後1週間はステロイド、アスピリンは服用しないでください

・手術後、2週間は経口避妊薬、ホルモン代替療法関連の薬は服用しないでください

・病院で処方された薬は必ず服用してください

 

2 炎症

・4週間は、喫煙および飲酒は絶対に禁止です

・喫煙および飲酒は炎症の誘発と傷の治癒を妨害します

 

3 食事、栄養の摂取

・手術後1週間は一日に水を2L飲むようにし、食事は高タンパク質のものを摂ります。手術後少なくとも1週間は適切な栄養摂取を心がけてください。小麦粉や砂糖(精製炭水化物)で作られた食べ物は、血糖値数が高くなる原因になるためすべての製菓・製パン類やパスタは避けるようにします

・一日三食、規則正しい時間に30分以上時間をかけてゆっくり摂るようにします

 

4 運動

・手術の当日の帰宅後、家の中で数歩ずつ歩く運動をしてください(横になってばかりいると、血栓塞栓症、肺塞栓症の危険が高まります)

・手術翌日から、軽い散歩をします

・手術後、2週間目までは歩く程度の運動をします。激しい運動はしてはいけません

 

5 シャワー、サウナ

・シャワーは抜糸後にするのが良いですが、どうしてもしなければならない場合は手術後3日目以降に防水テープを貼ってからするようにします。シャワー後は、防水テープをとりはずし、処方された軟膏を塗った後、普通の絆創膏をはります

・サウナは、手術後4週目以降から可能です

 

6 リンパ排液

・手術当日は、排液がたくさん出ます

・麻酔溶液や浸出物(組織液)、若干の血液などが混ざって出るものであり、出血ではありませんので心配はありません

・手術後、1~2日目までには排液量は著しく減ります

 

7 切開部位の傷の消毒および管理

・手術の翌日は必ず来院します

・以後、来院日は傷の状態によって決定します

・抜糸は手術後2週間目です

・露出する部位である場合は、色素沈着の予防のために、手術後1年間は紫外線を遮断するようにしてください

 

8 圧迫服

・着用期間:2~3ヶ月(15日24時間、15日12時間)着用します

【着用時の注意事項】

  1. 脱ぐときには、ゆっくり、座って、誰かに助けてもらえると尚良いです
  2. 圧迫服を洗って干す場合、洗濯バサミなどで一部分を挟んで乾かさないようにします(部分的な圧迫によってシワができ癒着してしまう恐れがあります)
  3. 洗濯する時は、必ず水で洗ってから自然乾燥で乾かします(ドライヤーや熱を利用して乾かすと熱で圧迫風が収縮してしまいます)

 

9 姿勢の注意

・腹部の脂肪吸引手術後、2週間は、座る際には腰を曲げないようにしなければなりません。自信がなければ腰帯を巻いてください。(かがんだ姿勢で座っていると、下腹の頸部部位が折り畳まれたまま癒着して、へそ周辺に横ジワが生じる恐れがあります)

・太もも、ふくらはぎの脂肪吸引手術後は、長時間立ったり、長いこと座ったりする行為はできるだけ避けるようにします(むくみが悪化します)

 

10 痛み、内出血、腫れの正常な経過

・痛みは筋肉痛程度で、ひどくはありません。じっとしていれば痛みはありませんが、手術部位を触ったり押したりすると、約2週間は痛みが生じます

・手術後に内出血と腫れが生じるのは正常な経過です