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よくカウンセリングなどで、回復期間について尋ねると“体質によって違います” 整形後の回復過程においての腫れや傷跡についても“体質によって異なります” という返答が返ってきますが、ではここでいう体質とは何でしょうか?

 整形手術は、
専門医が手術をきちんと執刀することが70%
本人のきちんとした管理やケアが20%
本人の生まれつきの体質が5%
その他が5%

 この割合のパーセンテージに分かれて結果を左右するというのが、私の考えです。
(※これはあくまで客観的な私の判断です)

ところで手術後の回復過程において“自分だけ腫れが長いようだ・・・”“ 自分だけ内出血が多いようなんですけど?…”と尋ねると、病院では本人の体質の問題だと言います。というわけで、今日はこの体質とは何かについて整理してみたいと思います。体質的に下記に当てはまる方たちが100%そうだというわけではありませんが、 すごく健康で何の問題もない人に比べたら回復速度がちょっと遅れることがあるといえます。

 

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腫れ

・本来、体が腫れやすい方(特に浮腫みやすい方)
・体の循環が円滑ではない方
・再手術をする場合
・辛く、しょっぱいものを好む方(手術後にも摂取すると塩分のせいで腫れます)
・活動性が少ない方(手術後もじっとしていたりゴロゴロ横になることが多い)
・よく飲酒をする方(手術前日、手術直後にも飲酒をした場合)

手術後、あまり腫れない方たちももちろんいます。そういう方は整形向きの体質と言えます。 10人に1人はそういう方もいらっしゃいます。普通は小さな腫れでもあるものです。あまりに大きく腫れてびっくりする方もいますが、それは手術の問題でななく本人の体質的な問題です。腫れが生じるのは大部分の方が手術の翌日から腫れはじめて2~3日まではピークで 腫れると思っていただければいいのですが、それ以上は腫れません。

4日目から5日目まではかなり急激に腫れが引きます
1週目が過ぎると70%
2週目が過ぎると80%
1ヶ月経つと90%以上の腫れがひきます


残りは2ヶ月かけて徐々に引いていきますがこの小さな腫れがとても遅くひく方が必ずいます。 それが体質的な問題ですのでどうしようもありません。

 

・腫れが左右非対称
これは顔の左右の回復の差があるためです。時間が過ぎれば解決できる問題ですので、 手術が上手く行かなかったなどの心配はいりません。

・腫れの注射
腫れをひかせるステロイド剤の注射がありますが、これは注意が必要で、ステロイド剤注射は腫れには良いですが、傷跡の回復にはよくありません。傷の治癒を遅らせてしまいます。一番良いのは、自然に腫れが引くのを待つことです。

 

内出血(あざ)

・普段からあざができやすい方
・出血すると血がなかなか止まらない方
・皮膚がとっても薄い方
・血管が細い方

手術過程で止血をよくしながら手術をすればほとんど内出血はありません。 しかし、骨の周囲をする場合は止血が難しい場合も多いのでどうしようもありません。時折、手術中に止血が難しいほど続けて血がでる方もいます。上記でも述べたように体質的な問題でもありますが、普段服用している薬を(高血圧薬を除く)2~3日前には服用を止めなければなりません。特にビタミン&アスピリンは、止血が簡単ではないほど、血が多くでます。

 

 

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傷跡

・肌性が良くない方
・再手術である場合
・アトピー皮膚やケロイド体質などの特殊な皮膚疾患を患ってる方
・にきび肌の方
・高齢であるほど回復速度が遅い(若いほど早い)

傷跡はいつ無くなるのかと聞かれる方も多いですが、これがわかれば私も苦労しないです… 傷跡の回復期間はただ時間の経過を待つことです。皆さんも転んでひざなどにけがをしたことはあると思いますが、次第に傷は皮膚の再生によってかさぶたができてかさぶたがとれるとちょっと赤く残って、この赤みは時間の経過によって薄くなりながら白く変化して白くなった傷跡は段々薄くなって見えなくなりますよね。普通の方であれば、何ヶ月か過ぎれば見えなくなるほど回復しますが、上記で記したような方は、もうちょっと遅く、他の人より長く時間がかかる方もいます。

肌性というものは皮膚状態をいいますが、皮膚が良ければ良いほど傷跡が残らず、きれいになくなります。反対にニキビ肌で顔に傷が多く、毛穴の目立つ方の場合は、皮脂線の発達で傷が長くあったりきちんと治癒できなかったり回復期間が長くかかることがあります。また、高齢であればあるほど再生能力が落ちるため、どうすることもできません。

 

以上、体質と回復期間の関係を述べてみましたが、これで、回復が人より遅い方はなぜ遅いのか おわかりいただけましたでしょうか。

 

 


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