二重切開は決してほどけない?

二重の手術において皆さんが、よく誤解している真実のひとつが、“二重埋没法はよくほどけるけれど、切開法は決してほどけない”ということです。これは大きな誤解です。“二重の切開法は決してほどけない?”の答えは、NOです。絶対に切開が必要な方でないなら、できる限り埋没法で手術することを私はおすすめします。しかしそういうと、『埋没は簡単にほどけますよね?』という方がいらっしゃいます。というわけで今回は皆さんの多くが間違って解釈している整形情報をただしく理解してもらうべく二重整形の真実を書きたいと思います。

 

ほどける原因は自身の皮膚癒着能力 

二重切開をしたのに、何度もほどけている方はいるでしょうか?これはもちろん平凡なことではありません。しかしいらっしゃいます!なぜ切開をしたのに二重がほどけるのでしょうか? その理由は自身の皮膚癒着能力の影響のせいだそうです。切開をしたら、皮膚を一部切り取りって縫合糸(シルク)で眼瞼筋肉と皮膚を縫合します。(二重の原理については『二重の原理とは?』を参考にしてください)それから5~7日目に抜糸をします。(残る糸はありません) そして残りの過程は、二重切開をしながら生じる傷が治癒される過程において眼瞼筋肉と皮膚の自然癒着がなされるのを待ちます。実はこの過程で皮膚の癒着がきちんとなされない方たちもいます。生半可にくっついたり、眼瞼筋肉と皮膚がくっつかなければならないのに皮膚だけくっついてしまったり…このような場合は、二重の手術をしてもラインが浅くなったり、ほどけたようになったり、生じたり無くなったりしたり、二重ラインが二重になったりするといいます。しかしこれは手術が上手くいかなかった(失敗)ということではありません。病院ではできる限りこのような場合には再手術をしてくれますが、再手術をした時に確実にラインをつかめれば幸いですが、そうではない場合もあります。そのような方たちは自身の皮膚癒着がうまくいかないという状況を受け入れなければなりません。

 

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埋没法はほどけづらい!?

ところで埋没のほうがかえって丈夫でほどけづらいという話ですが、埋没法は抜糸をしないですよね?抜糸をせず、皮膚の中に残って眼瞼筋肉と皮膚をしっかり結んでいるためその状態から皮膚が癒着されれば、ほどけないといいます。以前は埋没もラインの中央部分を中心に3箇所だけ縫合し、 その縫合が弱くてほどけたりもしていました。今は、単結び埋没法など、さらに丈夫に結ぶためそのようなことはおこりません。

 

自然癒着法とは

また最近では、自然癒着法をうたっている整形外科もあります。埋没という方法を取り入れ切開をせずに糸で縫合をしますが、溶ける糸を使用し皮膚が癒着しながら糸も溶けていく、もしくは切開したように糸を除去する過程をいいます。このような場合も決してほどけないという論理は成立しません。癒着を促す手術でも、癒着がうまくいかない方がこの方法で手術したらほどけることでしょう。 しかし瞼の二重のたるみが深刻な場合とか、目を今より遥かに大きくしたいとか、アウトラインの二重にしたいという場合には埋没法が適さない場合も多いです。そんなわけで専門医と十分な相談を通して自分が望む目の形と二重のライン、そして現在の自分の目の状態に合った手術方法を選択しなければなりません。

 

  icon-comment 埋没はよくほどける、切開は決してほどけない、というのは、間違った情報です。自分に合った手術方法を選択するためにも、必ず専門医と相談し慎重に決定しましょう。