美容整形で失敗しないために一番重要なこと、それはクリニックの正しい選択、しいては正しいドクターを選ぶことにあります。
では、良いドクターを見極めるにはどうしたらいいのか?
それは、たった2つのことに注目すればいいのです。
今回はその重要な2つについてお話ししたいと思います。
良いドクターに出会えれば、整形は上手くいく
その1 100の言葉より症例写真
ドクターの腕前を手っ取り早く知る方法、それは手術前後の症例写真を確認することです。症例写真というのは、いわばドクター個人のポートフォリオと言えます。“百聞は一見にしかず”という言葉があるとおり、100回の説明を聞くよりも、結果を目にすることです。
美容整形というのは、機能面・美容面の両方を考慮して行わなければなりませんが、美の基準というのはどうしてもドクターの主観的な審美眼が左右するものです。ドクターの考える美と、自分が望む美の基準が同じであるかを確認するためにも、症例写真を見るという作業は欠かせません。
しかし症例写真なら何でもいいというわけではありません。大切なのは、なるべく自分と似たような骨格や特徴を持つ症例を見せてもらうことです。そうすることで自分が手術を受けた後の結果も予測しやすくなり、失敗を避けることにもつながります。
その2 ドクターの自分に対する態度
心理学の用語でラポール(rapport)という言葉があります。これは医者とクライアントの間に生まれる信頼関係を表した言葉なのですが、不思議なことにドクターと患者の間にこのラポール=信頼関係が生まれると、治療の結果は良くなると言われています。
ラポールは両者間での十分なカウンセリングを通して生まれるものですが、美容整形におけるカウンセリング時間というのは、数十分から長くても1時間以内で行われるのが通常です。そんな限られた時間の中で、ドクターとの間にラポールを築くには、次のことをチェックすることがカギとなります。
●手術のメリットだけでなくデメリット(副作用など)についても説明をしているか?
●術後に何か問題が起きたとしても誠実に対応してくれそうか?
手術は自分の顔や体にメスをいれて行われるものですから、“この人なら信頼できる”と思えるドクターを選ぶことが重要です。カウンセリングをただ単に自分の要望だけを話す場にするのではなく、このドクターになら安心して手術を任せられるか?をチェックするための場だと思って臨むようにしましょう。
ちなみにこちらが、自分に対するドクターの態度の悪い例です。
・こちらから何か質問したり発言できる雰囲気ではない
・ドクターの口調が上から目線の物言いである
・ドクターが自信家で自分に任せておけば大丈夫の一点張りのタイプである
韓国には水準の高い技術を持ったドクターがたくさんいます。その中から自分に真摯に向き合ってくれるドクターを見つけるためには、何よりもそれを見極める力が必要です。
今回お話しした2つは、私が10年という月日をかけて通訳という立場から様々なドクターを見てきた中、たどりついた私なりの結論です。
ぜひ一人でも多くの方に参考にしていただけたらと思います。