整形後、たくさん腫れやすい人の特徴

どんな整形においても切っても切れない副作用が、“腫れ”です。手術後、施術した部位やその周辺は大なり小なり個人差はありますが、腫れるという症状が起こります。この時、通常の人に比べて異様にたくさん腫れる方がいますが、そういう方にはいくつかの共通する特徴があります。そこで今回は人よりもたくさん腫れやすい人の特徴を考察してみたいと思います。

 

手術後にたくさん腫れやすい人の特徴

 

1. とりわけ寒がりな人(一般的に手足が冷え性の方)

腫れを左右するのは血液循環の良し悪しによります。身体の血液循環がよければいいほど、腫れや内出血、傷跡は早く消えます。血液循環がいいかどうかは、手足の先が冷たいかどうかで確認できます。常に手足の先が冷たいという人はいわゆる冷え性であり、血液の循環が悪い方といえます。

 

2. 体がむくみやすい体質または疾患のある人

特別な疾病がなくても生まれつきの体質で腫れやすい(むくみやすい)人もいれば、基礎疾患や服用中の薬による循環障害で普段から浮腫みの現象を経験している人もいます。

すでに循環障害のある身体状態の方が手術を受けた場合、標準的に回復する人たちとは異なり、初期に著しくたくさん腫れ、回復速度も遅いといえます。

 

3. 再手術をする人

再手術というのは、初めての手術に比べて手術の難易度は高くなり、料金も高く、術後の腫れも長引くといわれています。その理由は、皮膚の組織の癒着が原因です。

再手術というのは、すでに一回以上の手術で癒着してしまった既存の組織を分離したり、切除したりして進めるわけですが、初めての手術より組織の損傷は必然的に多くなります。よって再手術の回数が多いほど、癒着の程度が深刻であればあるほど、たくさん腫れ、腫れている期間も長引くというわけです。

 

4. 手術後に辛いもの・しょっぱいものを食する人

塩分が多く含まれている食べ物は、血中の塩分濃度を増加させるので、その分水分を多く摂ることになります。その結果、体液は過度な水を帯びて、腫れやむくみが停滞してしまいます。

そうでなくても手術後というのは腫れるのに、水分過多によるさらに浮腫みまで引き起こしてしまえば、当然腫れは大きくなり、腫れの引くペースも遅くなります。

 

5. 活動性が少ない人

活動が少ない人であるほど血液循環は遅くなります。血液循環が遅ければそれだけ腫れも長引きます。それはなぜか。傷が治ることで、腫れや内出血が消えていくわけですが、傷を治すには治癒に必要な栄養素と酸素が早く傷部位に届かなければなりません。この時、栄養素と酸素は、血液にのって移動するので、血液の循環がよければ、それだけ傷の治癒が早まるというわけです。

そのため、どこの病院でも、腫れを早く引かせる方法として適度に動いたり散歩したりすることをすすめています。

 

6. 手術の前後に飲酒をする人

腫れに飲酒は致命的である理由、それはお酒は脳の水分調節機能をマヒさせるためです。基本的に、私たちの体はアルコールを毒だと認識します。そのため毒であるアルコールが体内に入ると、外に排出しようとするのですが、(肝臓でアルコール分解し解毒して小尿として排出させる)この時脳は、抗利尿ホルモンを噴出し尿の量を増やします。

そのため、私たちの体は渇きを感じて水分を摂るように命令がでますが、通常の脳の状態なら排出した分だけ必要な量の水分を摂取しますが、飲酒した状態であると水分調整がマヒして正常な水分摂取が不可能となります。その結果、体内の水分バランスが崩れて腫れが停滞することになってしまいます。

また飲酒は腫れだけでなく炎症を引き起こす可能性も高くなるので、少なくとも3週間は注意が必要です。

以上、腫れやすい人、腫れを長引かせる原因について取り上げてみました。これを知っているのと知らないのとでは、手術後の回復過程もずいぶんと変わってくると思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。