手術が上手な医者の経歴

とある病院に行った時のこと、ある患者の保護者らしき方とカウンセラーさんとの会話が聞こえてきたのですが、その保護者の方は次のようなことを言っていました。

“先生は歳も若くなさそうだし気乗りしない…だからもっと若い医者を探します”

私はそれを聞いてビックリしました。なぜなら、若い医者が腕がいいという訳ではないからです。
整形手術を受ける時に一番に考慮しなければならない要素は、手術をする医者です。手術は機械や装備でするのではなく、医者の手先(指先)で結果が変わるため、病院を選ぶというよりも医者を選ぶことがもっとも重要になってきます。そこで患者にとって良いと思える形成外科医の年齢と経歴について考察してみたいと思います。

専門医が目指す道はミス0(ゼロ)、継続10年以上

 形成外科の専門医の資格を獲得した人が開院したり、ペイドクターになるには最短でも34歳前後になってからになります。(※韓国では軍隊の服務期間を含んでいるため)ここからある方面の専門家になろうとすれば、最短で5年、長くみれば10年以上が必要です。

ある形成外科医の言葉を引用すると『門を開いて2~3年ほど過ぎてくると“こうやればいいのだ”という実力がつくのではなく“こうしたらダメなんだ”という気づきを感じるようになる』のだそうです。これは、どこで止めたらいいのかがわかるようになる過程です。

 ミスを徐々に減らしてゼロにする過程がまさしく本当の専門家として進む道であり、このような点から見た時、その病院が開院して10年以上継続されてきたというなら、その病院は患者さんが信じるに値する経歴があるとみて良いでしょう。

独立・開院して間もない病院

韓国ではよくあることですが、大手の病院でペイドクターとしての経験を経てから、独立・開業する医師の多さです。実際に私が以前勤めていた病院の先生の一人も、患者のクレームが問題で院長と揉めて病院を辞め、数か月後に新規オープンしていたなんてことがありました。わりと簡単に独立・開院できてしまう韓国では、やはりオープンして10年以上経ってるかどうかを一つの目安にしたほうがいいかと思います。もちろん、開院して間もない病院のすべてが怪しいわけではありませんし、医師としては10年以上の経験豊富な場合もあります。しかし医者の過去の経歴を調べることが困難な場合、よほど信頼できる友人からの紹介とかでない限りは、開院して間もない病院は避けたほうが無難かと思います。